木下 歌織

06/26 熊本地震のゲンバから ①熊本城編

最近、県内をはじめ全国でまた強い地震が頻発しています。

大阪で倒れたブロック塀の下敷きになり亡くなられた小学生。

ご冥福を祈るとともに、各地で危険個所がないかもう一度見直す動きが加速することを願います。

 

さて先日、所用で熊本県に行ってきました。

熊本地震から2年。その様子をこの場でご紹介させてください。

熊本を初めて訪れる私は、まず熊本城に向かいました。

今もまだ石垣が崩れた状態で見学できるスペースが限られています。

 

こちらは、右から大天守・小天守・宇土櫓。

1600年ごろに加藤清正が築いたものです。

このうち大天守・小天守は1877年の西南戦争前に焼失し1960年に鉄筋コンクリートで再建されました。

一方、宇土櫓は江戸時代から残る重要文化財です。

比較してみると宇土櫓が、再建された2つの天守よりきれいに残っているように見えます。

昔の建築技術の高さに感銘するとともに、近代の技術も安全なものではないということを

実感します。

 

戌亥櫓。

地震直後のままのように見えます。

角の石垣だけで支えられている様子を見ると、今後も大雨や地震によって崩れないか心配になります。

崩れた石垣は、わかるものは一つ一つ番号をふり、元あった位置に組み直すそうです。

熊本城周辺の駐車スペースなどに、一つずつ並べて保管してありました。

復旧に必要な石垣は約10万個。

ほど遠い作業に思えてなりませんが、熊本城の忠実な再建のために必要なこと。

そして崩落の原因解明や将来の崩壊の予防にもつながります。

現代人の知識を集結させ実現させてもらいたいものです。

 

そして熊本のシンボル天守閣。

遠目ではありますが、新しいしゃちほこの姿を見ることができました。

しかし本来の姿を生で見ることができず残念な思いばかりです。

これから数十年かけて元の姿に戻していきます。

いつか、満開の桜に囲まれた、熊本の誇りともいえるその姿を目に焼き付けたいものです。