伊東 秀一

06/27 梅雨の晴れ間と地震と・・・


【交差する飛行機雲/長野市内で】

雨上がりの松本から長野までの車内。
ニュースにゲスト出演する地震の専門家O先生と
雑談しながらの小一時間。
「33年前だけじゃなく、6年前も大事なんですよ」 
33年前とは、木曽・王滝村で起きた長野県西部地震、
6年前とは、東日本大震災の3か月後に松本市で起きた
長野県中部地震のことだ。
            ✤
25日の朝、木曽で起きた震度5強の地震を、
私たちは震源が近かった県西部地震と比較しがちだ。
33年の時を経ても、両者の関連性は確かに気になる。
実際に今回の震源は、33年前の余震域の隅にあたっている。
            ✤
だが、O先生は言う。
「規模や揺れの大きさで言えば6年前の地震と今回がほぼ同じ。
 今回たまたま山中が震源だったため人や家屋の被害が
 少なかったけれど、もし町場で起きていたら
 それなりの被害はあったはずです」
一昨日の地震でけが人は2人だったが、6年前の中部地震では
1人が亡くなり14人がけがをしている。
            ✤
地震直後、電話が通じなかった木曽の知人からは、きのう
「大丈夫だから」とのメールが届いた。
心配なのは雨、である。梅雨本番の雨はまだ来ていない。
地震で緩んだ地盤に、雨がどの程度影響するのか。
かつて御嶽山噴火の際にお世話になった宿のご主人、
番組の取材で何度もお会いした老職人とそのご家族の顔。
梅雨の晴れ間を見上げつつ、案じている。