放送番組審議会
 
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第408回 テレビ信州放送番組審議会(概要)
■日 時■ 令和4年9月22日(木)
■場 所■ テレビ信州 本社(長野市)(Web参加の委員も)
■出席委員■ 石川 利江 委員長、松田 正巳 副委員長、河村 洋 委員、関 由美江 委員、長谷川 敬子 委員、松橋 賢一 委員、柳澤 勝久 委員、山下 貴司 委員、渡辺 理雄 委員
■議 題■ 【合評番組】
チャンネル4「未来の子に聞いてみたい「ぽんすけはまだ生きているかい?」」
令和4年9月3日(土)9:30~10:25放送

【番組内容】
信州に生きる絶滅危惧種の生態とともに、保護活動の様子を追った。
長野市のため池に生息する魚で、地元の人たちから「ぽんすけ」と親しまれているシナイモツゴをはじめ、オオルリシジミ、ハクバサンショウウオという県内で絶滅の危機に瀕している3種を取り上げた。

【主な意見】

・3種の絶滅危惧種が交互に出てくるため、今どの種のことを取り上げているのか理解するのが難しく、1つのストーリーとしてまとめた方が見やすいと思いました。

・身近な生き物の環境を守ることが人類の存続にもつながっていることを伝えている番組だと感じました。

・それぞれの生物の生育数が減少した理由と、対策としての保護活動の内容を説明していて、非常にわかりやすく納得するところが多々ある番組でした。

・3種に注目して取り上げることで、その取り組みを他の種にも繋げていけるようなことが推測でき、他の絶滅危惧種の写真が出てきたことで、こういう生き物が身近にいたら保護しなければいけないということも分かりました。

・掛け合いのナレーションも良く、小学生やお子さんにも楽しんで見ていただけるような雰囲気を醸し出していたと思いました。

・人間の生活の変化で、当たり前にいた生き物を最近見ていないと思い起こし、長年生きていた中で、爬虫類や昆虫がその影響を受けているということを振り返ることが出来ました。

・野生の動植物の生態などを紹介する番組は、多くの人に興味を持たれる番組だと思います。特に子供たちに見てほしいと思いました。

・1年間に世界で約4万種が絶滅し、13分に1種が地球上から姿を消していることを教えてくれ、その速さと多さに驚愕しました。長野県の603種にも驚きました。

・映像も良く、水中カメラを使った映像は、水中での活動を明かしわかりやすく映し出していて良かったと思います。全く見ることのできない映像を見ることによって、普段考えないことを考えるよい時間になりました。

・保護活動をされている皆さんの愛情と優しさが十分に伝わり、地道な努力や熱意により、生息地の自然環境と動植物が守られていることを理解できました。

・タイトルを聞いただけでは内容が分からなかったので、「信州絶滅危惧種ファイルVol1」など入れると、自然保護や環境問題に興味のある人が情報をキャッチすることができると思いました。