小諸市のスポーツジムでは70歳以上の「シニアボクサー」が汗を流しています。その指導者は元プロボクサー。「いくつになっても夢はかなう!」と自らの経験を伝えています。小諸市のスポーツジム。ボクシング教室の受講者がウオーミングアップを行っていました。このスポーツクラブには70歳以上のシニアが7人通っています。
指導者はかつて「中年の星」と呼ばれた元プロボクサー、西澤ヨシノリさんです。西澤さんは上田市出身の57才。31歳で日本ミドル級王者となりけがに泣きながらも47歳まで現役生活を続けました。けがと挫折の連続の中で学んだのは「いくつになっても行動すれば夢はかなう」ということ。
西澤さん「現役としては日本一長い現役生活を送って、いろんな経験、挫折も勝ちも負けもいろんな経験をする中で学んできたことを地元に貢献したいという思いで」
西沢さんは4年前地元に近い小諸市でボクシング教室を開きました。西沢さんらしいのはシニア世代を受け入れていることです。下は幼児から上は70代まで、幅広い世代がボクシングを楽しんでいます。
スクール最高齢(78才)「おかげ様で2年ちょっと続いたので、いくつまでできるか分かりませんけど、できる限り楽しく、無理なくやっていこうと思っています。」
西澤さん「自分が指導という立場なんですけれども逆に勇気をいただける、まだまだ進化できるんだなという」
中年の星は現役当時とはまた違った輝きでシニアボクサーを照らし勇気と希望を与えてくれています。