奪われた15歳の命 自動車運転の過失とは

[放送日時] 6月25日(土)ごぜん9:30~
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去年3月23日佐久市の新幹線佐久平駅近くで起きた交通事故。
午後10時ころ横断歩道を渡っていた和田樹生君15歳が、酒を飲んで運転していた男の乗用車に50メートル近くも跳ね飛ばされ死亡した。
男は和田君の救助や警察への通報の前に、近くのコンビニで口臭防止の商品を買って飲んでいた。
しかし呼気1リットル中のアルコール濃度0.1ミリグラムで、飲酒運転の基準値0.15ミリグラムには達しなかった。
このため罪状は「過失運転致死」で判決は禁錮3年で執行猶予5年がつき、男は実刑を免れた。
 
和田君の両親は、量刑が軽いとして4万人を超す署名を集め検察に控訴を訴えたが、控訴は見送られた。
「飲酒運転で人をひいても執行が猶予されるのは全く理解できない」
さらに「飲酒運転を隠そうとした行為があるのだから発覚免脱罪に問うべきだ」とも訴えたが「口臭防止の商品にアルコール濃度を下げる効果は無い」と退けられた。
刑事裁判は確定したが、和田君の両親は全国の遺族団体に参加して民事訴訟を念頭に活動を続けている。
 
今回のチャンネル4では、様々な酒や薬物に起因する交通事故を取り上げ、突然愛する家族を奪われた人々の悲しみを通して自動車事故の悲惨さを伝えたい。