伊東 秀一

11/07 何もしてませんから・・・

 ホテルを出たら目の前の警察官と目が合って「!!!」。
すぐ先の交差点を曲がったら今度は二人。また目が・・・。
あちらも仕事とはいえ、眼光鋭く見つめられると私もうろたえる。
            ✤
 先週、番組制作で数日間出張していた東京は、厳戒態勢中。
あれ、トランプ大統領はまだだったはず、とニュースを見たら、
そうか、イヴァンカさんが先着していたのをうっかり忘れていた。
しかも悪いことに私が泊まる宿が、彼女のホテルから数ブロック、
距離にしても数百メートルしか離れていなかった。


【新橋・日テレタワー近くでの検問/3日】
 
 30年ほど前、都内で独り暮らしをしていた大学生時代に
ちょうど東京サミット(先進国首脳会議)を経験した。
警備の厳しさに都心の幹線道路は車がほとんど走らず、
電車と自転車と徒歩で生活していた私は、
珍しく静かな東京を面白がっていた記憶がある。
            ✤
 当時をなんとなく思い出しながら歩いてはいたが、
やはりお巡りさんが大勢いるのは居心地良いものではない。
ふと気付くと、横を並行して歩いているのが制服の警察官。
ドキッとした瞬間に目が合った。
「あの、僕何もしてませんから・・・」。