伊東 秀一

10/07 夏の名残に

「9月一杯どすから、あと少しでんな」
橋の上からスマホのレンズを向けていたら、
通りがかった地元の古老らしき男性が教えてくれた。


【京都・鴨川べり四条大橋西詰から撮影】

先日、神戸への出張帰りに立ち寄った京都の街は、
まだ暑さの真っ只中ながら夏仕舞いの気配があった。
夏の風物である納涼床(のうりょうどこ/のうりょうゆか)。
京の人たちは親しみをこめて「ゆか」と呼ぶ。
夜は灯りが点され賑やかなのだろうが、無人のそれを昼間見ると
何だかさびしさが漂って見える。
            ✤
10月に入り、今はもう床は姿を消しているのだろう。
久々に夏の写真を整理していたら、ふと目に留まった1枚。
夏の名残におひとつ。