伊東 秀一

12/31 暮れゆく

「菅野キャスターは平成に入ってから生まれ、
 私は平成になってから社会人になりました。
 伊東さんは?」

先日の「Face年末スペシャル」の生放送で
藤原里瑛キャスターに問われ、
思いがけず時代感と世代感を同時に味わった私。
             ✤
私自身は、昭和63(1988)年に大学を卒業し社会人に。
翌年明けて間もなく時代は昭和から平成に変わりました。
ですから私は〝昭和最後の″新社会人ということになります。
言い換えれば、メディアの世界でまるまる30年間、
平成と言う時代を過ごしてきたことになります。
             ✤
時代とか年号とかは、あくまでも時間の通過点に過ぎず、
特別な意味はないのだという人もいます。
ただ、昭和とか平成という言葉がフックのようになって
記憶の鍵が開くこともあると思うのです。
             ✤
自分は何を見て、何を聴いてきたのか。
これから何に目を凝らし、何に耳を傾けるのか。
間もなく暮れてゆく平成最後の大晦日に、
ちょっとそんなことを考えます。

今年も1年有難うございました。よいお年をお迎え下さい。


【TSB屋上から大晦日の山並みを/午後1時】

12/26 酒処の美

写真は以前、新潟県長岡市に出張した際、
飲食店入口の待合スペースで見つけたものです。
天井に下がっている照明の傘なんですが・・・。

北欧風かな?と思いましたが、和風と言えばそうも見える。
これ、何で出来ているかわかりますか?

そう!日本酒の枡(ます)なんです。
いくつぐらい寄せ集めて組み上げたものなのか、
ちょっと数える気力はありませんでしたが、
このデザインは圧巻でした。
さすが、“酒処・越後の美”と感心した夜でした。
お酒? はい、もちろん頂きました。
この灯りに照らされての一献は、なかなかです。

12/25 「1億円」の答え

19日の小欄に掲載した「1億円」のオブジェの答え。
当時の国策「ふるさと創生事業」で国から交付された
1億円で造られたものだったんです。
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長野市の場合、写真の作品に加え当時の隣接町村との
境界近くにあと2つ設置されています。これで合計1億円!


【長野市信更町安庭のモニュメント】

ひとくちに1億円と言っても、市町村の規模によって
その金額の大きさは変わってきます。
小さな村では年間予算の実に5%(20分の1)
というところもあれば、当時の長野市の場合は
五輪予算なども加算されていた時期のため、
1億円の占める割合が0.1%にも満たなかった
という話も当時の市長から聞けました。
            ✤
多くの自治体がその使い道に頭を悩ませたようですが、
考えたのは行政だけではありません。
「隣の町では●●を買ったらしいけど、
 うちの村はこんな使い方でいいんかや~?」
みたいな会話が住民同士あちこちで交わされていたのでは
と推察します。
要は、公的なお金の使い道を真剣に考える機運が
少なくともあの時期は広がっていた、そのきっかけには
なったのではないでしょうか。
            ✤
この「平成の1億円」企画は、28日放送の
「Face年末スペシャル」でもお送りします。こちらも是非! 
  

12/19 ヒントは「1億円」


長野市郊外、篠ノ井横田の幹線道路沿いに立つ
巨大なオブジェの写真を2枚。
運転中にお気付きになった方、いるかもしれません。
          ✤
以前から「屋外彫刻」による街づくりを進める長野市が
その一環として設置したものです。
ほぼ毎年、市内各所で様々な作品が設置されているとのこと。
ただこの作品は、ある時代の節目に造られたものなんです。
          ✤
ヒントは「1億円」、設置時期は「およそ30年前」。
この2つで何となく思いつく、或いは思い出した方も
おられるのでは。
答えは今夜6:15~の「Face」の中に。

12/12 あなたの一文字は?

テレビ信州報道フロアのボードに走り書きされた
いくつもの漢字。

毎年恒例の「今年の漢字」一文字を予想するという
報道スタッフ恒例行事のひとコマです。
日々のニュースを今年1年間取材して回ってきた
記者、カメラマン、キャスター、ディレクターが、
それぞれの視点で選んだ漢字はある意味ユニークそのもの。
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カメラマンT氏は「犬」。今年の干支のこと?と思いきや
理由は「今年犬に噛まれたから」。極私的セレクトは例外として、
M局長は「荒」、K記者は「猛」、Mディレクターは「記」等々。
理由を聞けば各自の社会的、風刺的視点が見え隠れもします。
ちなみに私はと言うと「断」。国と国、人と人同士が世界中で
様々なかたちで断絶し、対立し、罵り合う場面が目立った年。
一文字で表すならば「断」かな、というのが理由です。
            ✤
そしてきょう、京都の清水寺で発表された今年の漢字は「災」。
わが報道スタッフの中でドンピシャ当てたのは2人!
さて、この年の瀬、2人に何か特典はあるのでしょうか?