2004年度の取り組み
武蔵工業大学 第二高校
2004年度メディアリテラシー実践
武蔵工業大学 第二高等学校
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情報マルチメディア科3年生
「マルチメディア応用」の教科で行なわれる、テレビ信州との実践も3年目となりました。
今年は初めて、「CM作り」を行なうこととなりました。
生徒たちは現在CM作りのテーマを選定している状況です。
作品1 1学期は去年行った沖縄への修学旅行で撮影した素材を使って7つの班で3分程度の番組作りを行ないます。
「同じ素材を編集しても、全く違った視点の作品ができる」ことを学びました。
作品2 2学期に班毎に自分たちでテーマを探し、CM作りをします。
厳正な審査を経た後、優秀作品についてはテレビ信州で後日放送する予定となっています。
取り組み経過
6月4日(金)
去年の沖縄への修学旅行の素材を使い、A~Hまで8つの班が番組を制作しました。
班によって様々な異なったテーマによる番組作りが行なわれ、全員で講評しあいました。
その後、テレビ信州の編成局長、業務局長、報道局の記者とカメラマンが「出前授業」を行ないました。
1時間目
修学旅行番組視聴・講評
講評する百瀬博久
テレビ信州編成局長
2時間目
企画の立て方、テレビの特性についての講義 カメラの特性についての実践
カメラの特性について、照明の特性についての講義
3時間目
CMについての講義、テーマ決めについての話
講義する神田耕一郎
テレビ信州業務局長
テレビ信州報道局
小島寿一記者
6月~
  8つの班に分かれてCM撮影が始まりました。テーマは様々。
10月8日(金) [プレゼンテーション]
  編集を終えて完成した8作品が、この日、生徒全員の前で発表されました。
生徒達はそれぞれの作品について、5段階での採点と感想を評価シートに記入しました。
当日はテレビ信州業務局長、報道部長、編成部次長も出席し講評しました。
どれも試行錯誤が繰り返された力作揃いでした。
8作品のラインナップは以下の通りです。
A班 『情報マルチメディア科のコマーシャル』
B班 『今の日本』
C班 『タバコのマナーに対するCM』
D班 『諏訪の花火大会』
E班 『ポイ捨て禁止条例』
F班 『情報マルチメディア科のコマーシャル』
G班 『学校をきれいに』
H班 『夜道には気を付けよう!』
採点集計の結果、上位3作品が決定しました。
第1位作品 C班『タバコのマナーに対するCM』
タバコのポイ捨て禁止を訴えるCM。
喫煙者がタバコを捨てようと、ふと地面を見るとそこにはアリが…。
喫煙者は思いとどまり捨てるのやめる。
2台のカメラを駆使した作品。
第2位作品 E班『ポイ捨て禁止条例』
映像はゴミが捨てられ景観が損ねられている河川敷。
塩尻市職員へのインタビューの音声が最初から最後まで流れているという、CMとしては斬新な作り。
淡々とした流れの中で、ゴミのポイ捨て禁止を訴えている。
第3位作品 B班『今の日本』
松本城や神社、書道や着物といった日本的な映像が続く古き良き日本文化を見つめ直そうという作品。
ナレーションもゆったりとしている。
静かな和風作品。
10月26日(火)
  『ニュースプラス1信州』に生徒3人が生出演しました。
出演したのは上位3作品を制作した各班の代表者。
C班ディレクターの和田直弥君、E班編集担当の上條貴憲君、B班ナレーション担当の斉藤佳織さんの3人です。
番組ではこれまでの取り組みの様子を紹介。
上位3作品が県内に放送されました。

今回の30秒CM作りを通して、生徒達からはこんな感想が聞かれました。
「15秒、30秒という限られた時間の中で、人に伝わりやすい作品を作るということはとても大変だと思った」(同様の感想多数)
「短い時間にインパクトのある内容、映像を入れるのが難しかった」
「編集が難しかった」
「自分達が良しと思っても、第3者に観てもらった時点で初めて落ち度が分かった」
「言いたいことをまとめるということが勉強できた」
「音や映像を組み替えるとまた違った風に見えるし、こんなに大変なものだとは思ってもみなかった」
 
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