放送番組審議会
 
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第381回 テレビ信州放送番組審議会(概要)
■日 時■ 令和元年12月19日(木)
■場 所■ テレビ信州 本社(長野市)
■出席委員■ 石川 利江 委員長、上田 秀洋 副委員長、加藤 修 委員、佐藤 淳 委員、河村 洋 委員、関 由美江 委員、長谷川 敬子 委員、松田 正巳 委員、柳澤 勝久 委員
■議 題■ 【合評番組】
チャンネル4「カネのない宇宙人~閉鎖危機に揺れる野辺山観測所~」
令和元年11月30日(土)9:30~10:25放送

【番組内容】
国立天文台野辺山宇宙電波観測所(南牧村)が財政難による閉鎖の危機に直面している現状を取り上げ、奮闘する天文学者の1年を追った。

【主な意見】

・番組冒頭の金色に輝くブラックホール、光輝く星雲の写真は非常に綺麗でした。この様な映像を見ていると宇宙に憧れます。ロマンのある映像から、野辺山宇宙電波観測所は、宇宙を探る最先端の場所だと認識していたのですが、財政難に陥り、人員も減り、食堂閉鎖、研究の遠隔操作の導入、そして本館の閉鎖と、夢がなくなる話になり寂しさを感じました。

・番組のタイトル「カネのない宇宙人」は、面白いタイトルだと思いました。最初は、意味がわからなかったのですが、見終わった時に深い意味を感じました。

・「すぐ結果が出ないものへの投資はしない」「利益に繋がらないものへの投資はしない」という国の方針から、基礎研究の予算が減らされている。研究者が育たない危機感を感じました。基礎研究と応用は両輪だと思いますので、偏ってしまうのは心配です。野辺山観測所を追いながら、日本の未来を考えさせられる番組だったと思う。

・本来研究者である立松所長が、研究とは関係がない電気代の節約などを考えなければいけない大変さがよく伝わってきました。新な財源確保のため、地元南牧村と協定を結び、一緒に観光客を呼ぶことを始めましたが、エールを送りたいと思います。

・日本の科学技術政策が抱えている、資金が足りない、ポスドクの問題、科学の軍事問題など、大きなテーマを、野辺山の観測所という1つの現場を通してよく表していたと思う。

・田中泯さんのナレーションの味を随所に感じました。

・番組最後の谷川俊太郎さんの詩が聞き取りにくかったので、テロップで表示してほしかった。

・日本全国にある他の観測所の状況も知りたかった。

・野辺山観測所や研究員のその後も取材して、ぜひ続編の放送をお願いしたい。