放送番組審議会
 
放送番組審議会トップへもどる
 
第385回 テレビ信州放送番組審議会(概要)
■開催日■ 令和2年4月
■開催形式■ 4月23日(木)テレビ信州で開催予定であったが、新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、合評形式での開催を控え、意見・感想は書面での対応とし、委員からの質問にはメール等で返答した。
■出席委員■ 石川 利江 委員長、上田 秀洋 副委員長、加藤 修 委員、佐藤 淳 委員、河村 洋 委員、関 由美江 委員、長谷川 敬子 委員、松田 正巳 委員、柳澤 勝久 委員
■議 題■ (1)2020年度 委員長、副委員長選出
委員長 石川利江氏  副委員長 上田秀洋氏を再任

(2)番組
チャンネル4「「生きる意味は酒造り」~ALSの杜氏と妻~」
令和2年3月28日(土)9:30~10:25放送

【番組内容】
諏訪市で260年続く「酒ぬのや本金酒造」。
9代目の宮坂恒太朗さんは、10年前に全身の筋肉がやせていくALS=筋萎縮性側索硬化症を発症。
引きこもるようになると病気の進行も速くなった気がした。
しかし、障害なんてお構いなし妻が外へ連れ出す。
仕事を支える仲間もでき、車いすで地元にこだわった酒造りへの挑戦を続けている。

【主な意見】

・老舗の酒蔵の風情を良く捉えていた。洗米から完成までの工程を軸として、蔵のスタッフや介護ヘルパー、らくらく入店活動や信州地酒頒布会など、多くの方々の協力はご夫婦の努力や性格から生まれたものであると感じた。

・罫紙に鉛筆で書かれたテロップは、恒太朗さんの気持ちを効果的に表し、番組の状況によく合っていたと思う。

・番組を見るまで、ALSという病気がどのようなものか、書物の知識でしかなかったが、どのような生活をしているのか、生活の上で気をつけること、工夫していることなど、病気に対する理解も深まった。

・恒太朗さんが杜氏として酒造りに取り組むことの意味として、妻の言葉で「社会とのつながりを持つことで、彼が楽しく生きていくことができる。いきいきとしている姿がある」とあったが、人間に対する普遍的な尊厳と恒太朗さんに対する深い愛情を感じた。

・「何ともない酒」「空気の様な酒、自然に食卓によりそって、自然に口に入って、おいしさが何杯も杯を重ねていく」は、恒太朗さんの酒造りに対する姿勢が良く表れている言葉だと感じる。

・「地元諏訪を表現できる酒を造りたい」という酒造りに込める思いを描きつつ、妻と障がいを乗り越え、家族や仲間と笑い合い、「病気になる前より今の方が楽しいかもしれない」と言える恒太朗さん、妻、周囲の皆さんの思いが伝わってくる、元気がもらえる番組でした。

・困難を抱えた時や一人では何もできない時、皆で協力し合い支え合えば乗り越えられ、不可能を可能にでき、目標を達成できる姿を番組は伝えていたと思います。


(3)「放送番組の種別の公表」について
2019年10月~2020年3月(第3週)及び2020年4月期基本の各番組を所定の種別に区分し、種別ごとの放送時間量を報告した。