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市民に衝撃「 寂しい。残念。今後どうなるの?」松本パルコに続き 井上百貨店も閉店へ140年の歴史に幕 臥雲松本市長「街を更新するタイミングに来ている」   

松本市の中心市街地の姿が変わる変革期に差し掛かっています。井上は24日、松本駅前の老舗店舗、井上百貨店の営業を来年3月末で終了すると発表しました。松本市内では、来年2月末に松本パルコの閉店も決まっていて市民には、驚きの声が広がっています。 市民は 「あっちもこっちも全部なくなっちゃうんですか?今ショックですすごく」 24日正午ごろ、井上から驚きのニュースが飛び込んできました。2025年3月31日で松本駅前の井上百貨店の営業を終了すると発表したのです。 井上は「1979年に駅前に移転後、築45年が経過し、大規模な設備更新が必要な状況で今後、快適に買い物を楽しんでもらうことが難しいと判断した」と説明しています。一部の店舗は、山形村にあるショッピングセンター「アイシティ21」の百貨店棟と統合する方針です。 店舗の後利用については現時点では未定としていて、松本市の中心市街地の別の場所に一部の専門店を入れた新たな事業展開を検討しているということです。 井上百貨店は、1885年(明治18年)、呉服業として創業しました。1980年代から90年代の全盛期には年間200億円を売り上げるなど多くの市民に親しまれてきました。 飯島記者 「140年の歴史に幕を閉じることが決まった井上百貨店。市民には衝撃が走っています」 松本市民は 「すごくびっくりしましたまさかなくなるとは。もうずっとある物だと思っていたので。駅前の辺りが寂しくなる。さらに駅前の方にこなくなっちゃう感じがある」 松本市民は 「イオンとかいろいろできちゃったから、仕方ないのかね。何年も続いたから惜しいよね。残念ですよね」 松本市民は 「(井上百貨店は)行ったことはないです。閉まっちゃったあとに何ができるのか、知りたいなーって思う」 松本市の中心市街地では今から40年前の1984年にオープンした松本パルコが来年2月末に閉店することが決まっています。 相次ぐ大型店の閉店に松本市の臥雲義尚市長は「落ち込んでばかりいられない、街を更新するタイミングに来ている」と捉えています。 臥雲義尚市長 「昭和40年代に松本駅周辺の区画整理事業が行われ、50年ほどが経過しておりまして、この街を更新するタイミングに来ているということも言える」「改めて、松本駅前から松本城周辺までこの市街地の中核エリアについての見取り図を描き直す必要があると考えている」 臥雲市長は今後、都市計画の専門家を含めたオール松本の組織を立ち上げ、来年3月末までに松本市の中心市街地の大きな見取り図を打ち出していきたいとしています。 また、松本商工会議所の赤羽眞太郎会頭は 「相次ぐ大型店の閉店で街が衰退することがないように、駅前を含む中心市街地の活性化や街づくりを行政・地域の商店街の皆さまと連携して進めていきたい」とコメントしています。

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