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放送番組審議会
 
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第367回 テレビ信州放送番組審議会(概要)
■日 時■ 平成30年7月26日(木)
■場 所■ テレビ信州 本社(長野)
■出席委員■ 石川 利江 委員長、上田 秀洋 副委員長、伊藤 悦郎 委員、河村 洋 委員、関 由美江 委員、長谷川 敬子 委員、松田 正巳 委員、三橋 信 委員、柳澤 勝久 委員
■議 題■ 【合評番組】
チャンネル4「母ちゃんの凍み餅 ~信州でつなぐ福島の味~」
平成30年5月26日(土)9:30~10:25放送

【番組内容】
小海町では東日本大震災の翌年から福島県の伝統食「凍み餅」が作られている。
東京電力福島第一原発事故で全村避難を余儀なくされた飯舘村の住民が、故郷の味を残そうと凍み餅作りの適地を探したのが始まり。
「後々凍み餅が食べたくなったら小海の人に教わればいい」と、避難先から小海町を訪れ、技術を伝えてきた。
震災から7年。飯舘村や住民の現状、そして凍み餅がつなぐ絆を追った。

【主な意見】

・番組タイトル「母ちゃんの凍み餅」とありましたので、凍み餅にまつわるほのぼのとした番組を想像しましたが、番組の内容は、福島第一原発の事故により、飯舘村から避難を余儀なくされた村民の話であり、重いテーマだったと思います。

・番組の中心人物82歳の菅野榮子さんは、息子や孫と離れて一人で飯舘村に家を建て住むという、故郷に対する強い思いに非常に驚きました。

・飯舘村の郷土食「凍み餅」を絶やさない様に気候のよく似た小海町に「凍み餅」の作り方を教え、小海の人も出来た「凍み餅」を飯舘村の人々が住む仮設住宅に届ける。その交流が描かれていました。作り方を教えた菅野さんの「凍み餅を作りたくなったら、小海の人に教えてもらうといい」という言葉が心に残りました。ただ、どうして小海町にお願いすることになったのかについて、もっと詳しく紹介してほしかったと思います。

・飯舘村へ帰る話、飯舘村に学校ができた話がある一方で、現実には村に帰れない人もいる。原発事故で簡単に戻ることができないことを伝えてもらい、まだスタートラインに立つか立たないのかの現実を改めて感じました。

・飯舘村の高齢者の人達の村へ戻るかの選択は、長野県の高齢者の一人暮らしにも同じことが言え、過疎地も含めた村の復興の現実を示していたと思います。

・菅野榮子さんの言葉から、悔しさ、無念さ、やり場のない怒りがよく伝わってきました。