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放送番組審議会
 
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第376回 テレビ信州放送番組審議会(概要)
■日 時■ 令和元年5月23日(木)
■場 所■ テレビ信州 本社(長野)
■出席委員■ 石川 利江 委員長、上田 秀洋 副委員長、伊藤 悦郎 委員、河村 洋 委員、佐藤 淳 委員、関 由美江 委員、長谷川 敬子 委員、松田 正巳 委員、柳澤 勝久 委員
■議 題■ 【合評番組】
チャンネル4「人生の湯 城下町の一角で…」
平成31年4月27日(土)9:30~10:25放送

【番組内容】
松本城近くにある1903年(明治36年)創業の銭湯「塩井乃湯」。
客の減少や後継者難など、全国で銭湯の明かりが消えていく中、4代目の洋子さんがひとりで切り盛りしている。
ボイラーの火入れや営業後の掃除は長年、ご近所さんが手伝ってきた。
昨年、洋子さんの姪が後を継ぐ決意で東京から松本へ移り住み、塩井乃湯に活気をもたらそうと様々な仕掛けを始めた…。
城下町の銭湯と、そこに通う人々の5年間を追った。

【主な意見】

・5年間1つの銭湯を取材し続けて、作り手の意欲が伝わる番組だと思います。

・銭湯に集まってくる人々の内容だけではなく、田中さんの姪御さんが登場し、SNSを使い新しい試みをしますが、結局それがなかなか受け入れられずに戻っていく。とてもリアルで、塩井乃湯の置かれている状況がよくわかりました。

・塩井乃湯に集まっているご近所のお年寄りは高齢なので、亡くなる方や施設に行かれる方もいて、人生いろいろとありますが、一人で通えなくなっても来たい。体が悪くなっても1週間に1度は連れてきてほしい。北海道に帰った古書店をやっていた人も戻ってきた。塩井乃湯には魅力があり、確かにそこには、高齢者の価値あるコミュニティになっていると思いました。

・番組は問題提起するというスタイルではないのですが、今の社会が救えない部分を感じさせ、片隅で生きる高齢者たちの気持ちに添って作ろうとする姿勢を感じました。そういう視点の番組制作を大事にしてほしいと思います。

・塩井乃湯とその周りの人々のこれからは簡単なハッピーエンドではないはずです。しかし、高齢化や家族を失う孤独など厳しい状況にあっても、人々の細やかな関係が人を救い、温かみや生きる希望のようなものを与えることは、社会保障だけではカバーできない社会の大事なテーマだと思います。

・ぜひこれからも引き続き取材をしてください。