テレビ信州とメディアリテラシー
民放連パイロット事業 2001年度~2002年度
テレビ信州がパイロット研究に参加している民放連メディア・リテラシー・プロジェクト(東大大学院情報学環のメルプロジェクトと共催)。
このプロジェクトは、テレビ局と地元の学校を結び付け、生徒達が番組作りを通してメディアを学び、テレビ局側も市民=視聴者の視点で改めてメディアへの理解を深める。いわゆる、送り手と受け手がメディアを学び合おうというものです。

昨年度の活動は、3月に東大で開いたシンポジウムで報告しましたが、今年度はさらに裾野を広げることにしました。
中学、高校を対象に参加を募り、企画提案があった中から選考した10校で展開します。
担当は各学校に出向き番組作りを指導。
その制作過程と作品はニュースで放送します。

しかし、最も重要なのは検証にあるのです。
生徒達が制作体験を経て何を学び、テレビを見る目(理解度)がどのように変化したのか。
参加した生徒達による「番組審議会」を企画して確かめたいと思います。
そして、正規の番組審議委員の皆さんも参加してもらえれば、さらにクオリティーを高めることになるでしょう。

ジャーナリスト・江川紹子さんはメディア規制3法案に関連して「メディアの論理と市民の間にギャップがある」と指摘していました。
まさに、この落差を埋めるのが局と地域を結ぶ回路と位置付け、テレビ信州が展開する普段着のメディア・リテラシーだと考えています。
長野実践報告
2年間のパイロット研究をまとめた民放連報告書のうち、長野の実践部分を全ページ掲載しました。
この内容は2003年3月7日に東京で開かれたシンポジウムで発表したものです。
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民放連 メディアリテラシー・プロジェクト 長野実践報告
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