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神秘的「低緯度オーロラ」信州でも観測 幻想的な夜空 天文学者 大西浩次さん「非常に驚き うれしく思わず小躍り♪ 太陽フレアの影響を研究するきっかけに…」

太陽フレアの影響で、この週末、低い緯度で発生する「低緯度オーロラ」が世界中で観測されました。信州でもこの美しいオーロラが捉えられました。 街明かりと夜空の間に現れた光の帯、オーロラです。11日午後11時41分、南佐久郡・小海町で撮影されました。 この4分後、伊那市の入笠牧場付近からもうっすらとピンク色に染まる夜空が。 天文学者 大西浩次さん 「予想はしたけど非常に驚きました。本当にうれしくてですね。まず、思わず小躍りするというかですね。そういう感じでやったという感じですね。これは県内の記録をね、本当にしっかりとやったぞという感じであります」 今回のビッグチャンスを待ちわびていた、長野高専の教授で天文学者の大西浩次さんです。5日前から相次いで発生していた太陽フレアの影響で、オーロラの出現を予想。 北に障害物のない標高1700メートルの小海町でカメラを構えました。 大西さん 「あのやっぱり【長野県は宇宙県】というくらいですね、長野県は星空がきれいですよね。実際ですね。この低緯度オーロラがあのどこまで見えるかっていうのは、あの非常にケースバイケースであの実際は1958年以来の非常にまあよく見えたオーロラだと思うんですが」 オーロラは、高度によって色が変わります。 太陽からのプラズマが大気中の酸素に衝突することで発生するオーロラは、高い緯度のヨーロッパなどでは、緑色が一般的。 北緯35度前後の日本から見えるいわゆる「低緯度オーロラ」は、高度200キロから500キロの赤い色が見えています。 県内でのオーロラの観測。昔と今とでは大きな違いがあるといいます。 大西さん 「市民の皆さんが撮ったデータっていうのが非常に実は貴重で、まさにこういうのを市民科学っていうんですけど、 研究者ができない幅広い観測を市民の皆さんやっているというね。まあ、そういう中で非常に、今回はあの予報されたかつデジタル社会でみんなカメラが使えるとかいう、まさにこういう市民科学でオーロラを研究する、太陽フレアの影響を研究するきっかけになるようなね。最初のイベントだったんじゃないかなと思います」

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