カンヌ国際映画祭で20日、スタジオジブリが「名誉パルムドール」を受賞しました。信州でも人気のジブリ作品、県内のジブリファンからも喜びの声、そして、観光面で期待を寄せる町もありました。 宮﨑駿監督の長男・宮崎吾朗監督 「きょうこの賞をいただいたのは、 これから先40年もスタジオジブ リは頑張れよというメッセージ かなと今思いました」 スタジオジブリは20日、カンヌ国際映画祭で、映画界の発展に貢献した人に贈られる『名誉パルムドール』を受賞。「40年にわたりアニメーション映画に新しい風を吹き込んだ」として団体としては初めての受賞となりました。 ＊長野市 信州のジブリファン 「（名誉パルムドール賞）取ったんですか？すごい！おめでとうございます」 「（ジブリ作品）大好きです。日本の代表的なアニメという形で認められたんだと思うとれしい」 ＊県立美術館 長野市の県立美術館。この美術館で1966年の開館以来、歴代最多の入館者数を記録している企画展が、おととし開催された「ジブリパークとジブリ展」です。さらには、歴代トップ5のうちジブリ関連の企画展が3つもランクイン、人気の高さを物語っています。 県立美術館 笠原美智子館長 「アカデミー賞に続き今年はジブリさんすごいなと。美術館はこんなに楽しいもの だよと言うことを特に若い世代に子どもを含む若い世代に分かっていただく、経験していただくにはジブリさんの展覧会は本当にいいきっかけになると思います。また長野県に帰ってきていだだいてまた新たな魅力を発揮してほしいと思います」 ＊富士見町 諏訪郡富士見町にあるこちらの古い鉄道の橋、よく似た風景がジブリ作品「風立ちぬ」に登場します。このほか「もののけ姫」に登場するキャラクターが町内の地名に似ていることも話題になるなど、富士見町はジブリ映画とゆかりがある町です。 富士見町観光協会 鈴木敏夫さん 「ジブリの宮崎監督がこの町と非常に関係のある方なのでこの町の人間としてもすごくうれしく思います。まずはこの橋りょうと「風立ちぬ」で舞台になった富士見高原病院の資料館もある。その聖地として見に来られるお客さんも結構いらっしゃるそれを大切にして観光資源にしたい」 観光協会ではジブリ映画の聖地を巡るウオーキングツアーを企画するなどして、観光資源の一つにしています。 今回の受賞が観光の追い風になることを期待しています。