下伊那郡・大鹿村の鳥倉山で14日、雄大な南アルプスを前に開山式が行われ、登山者の安全を祈願しました。 青空のもとに広がるのは、南アルプスの赤石岳。 14日は南アルプスに入る登山者の安全を祈願するため、大鹿村にある鳥倉山の夕立神パノラマ公園で村や警察の関係者など24人が参加して開山式が行われました。 南アルプスはユネスコのエコパークに登録されていて、年間「6000人ほど」が登山に訪れています。県警によりますと、去年、南アルプスで起きた山岳遭難の件数は「5件」で、今年は発生していません。 大鹿村　熊谷英俊村長 「多くの登山者の皆さんにお越しいただきたいですし安全に登山を楽しんでいただきたい」 村では今年山岳環境の保全などを目的に官民合同の協議会を設け、登山道の整備などの課題について検討を進めています。