菅野 直道

01/11 4強激突いよいよ

今週に入り暖冬傾向という話を忘れてしまうくらいの朝晩は厳しい寒さが続いていますが
いよいよあす熱い戦い 『全国高校サッカー選手権 準決勝』 が行われます。


(選手権開会式の行われた駒沢陸上競技場)

ベスト4の内の1つは広島県代表の瀬戸内。
初出場ながらも2日の初戦で県代表の都市大塩尻を破り、
勢いそのまま勝ち上がってきました。

今年は私が初戦の実況を担当したため、
瀬戸内の選手たちを取材する機会がありました。

今年はいつも一緒にいるくらい仲がいいと話すチームのキャプテンは
開会式で4分半にも及ぶ選手宣誓を務めた佐々木達也選手。
「西日本豪雨で被災した広島県。
被災地に泥かきのボランティアに行った時も被災者の方で下を向いている人はおらず
自分たちが元気をもらったくらいだった。
まだ被災生活を続けている人たちのためにも勇気と元気を与えられるプレーがしたい。
選手権ではここまでかかわってくれたすべての人に結果で感謝を示せたら」
と話していました。

準決勝の相手は前回大会の準優勝校 千葉県代表の流通経済大学付属柏ですが
瀬戸内の安藤監督の
「選手権では初出場らしくのびのびとしたプレーを」との言葉通り
準決勝でも自分たちのサッカーを貫いてほしいと思います。

一方、その瀬戸内に1点差でやぶれた都市大塩尻
チャンスを決めきれなかったと話した選手たちですが夢の舞台で勝利を追いかけた姿は心を打ちました。
全国大会で敗れた都市大イレブンでしたがあすはその思いをつないだ瀬戸内に声援を送りたいと思います。


(都市大塩尻のバスに積まれていた県大会で他の高校から受け取った千羽鶴)