「おうまがとき」と読むのだそうです。
日が暮れかかり、昼と夜が入れ替わる時間。
そんな時間帯には魔物が潜む、と昔の人は考えました。
人が神隠しにあったり、不慮の事故にあったり......。
英語でいうところの「トワイライトゾーン」です。
交通事故の資料を紐解いていたら「魔の7歳、魔の16歳」という
言葉を見つけました。7歳=小学1年生、16歳=高校1年生。
年齢別でみた統計で「歩行中」「自転車乗車中」の事故が
それぞれ突出して多いのだそうです。
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小学1年は、親御さんの送り迎えの園生活を終え、
子供だけで登下校を始める年齢。
高校1年は、小中時代の身近な行動範囲を一気に広げて
何キロもの道程を自転車で通い始める時期。
ともに生活環境・交通環境が大きく変わる年齢です。
「私は自転車で片道8kmくらいを通ってました」
とは稲葉陽子アナの高校時代の体験談。
かくいう私も長野市から千曲市(当時は更埴市)の高校へ
市境を跨いだ越境通学をしていました。
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もうひとつの共通点は、事故の7割が登下校時に起きていること。
子供たちには、朝の登校も含め「逢魔が時」が潜む時間が
多いのだということを実感します。
さて、そろそろ日が暮れます。大人も気を付けないと。
(きょうの『ゆうがたGet!every.』解説より)