2025/04/09 屋上遊園地の記憶

保育園が終わる時間、迎えに来た祖父の自転車が

私を乗せたまま家に向かわず街中のバス発着所の方へ

坂を下っていくと、それだけでワクワクしたのを思い出す。

向かう先は長野市内にあったデパートの屋上遊園地。

月に1度か、2か月に1度くらいだったろうか。

田舎暮らしの私にとって最高のご褒美だった。

入道雲_mono_2935.jpg

きょうの「ゆうがたGet!every.」に登場した

昭和48年の長野丸光のモノクロ写真は、

遠い日の祖父の思い出が重なって見えた。

回る珈琲カップ、ミニゴーカート、スマートボール。

かつての屋上遊園地があったビルはすでになく、

今は老舗放送局の巨大なアンテナが街並みを見下ろしている。