伊東 秀一

07/03 宇宙人は何を語る?

嬉しいご報告をひとつ。 
テレビ信州制作のドキュメンタリー「チャンネル4 カネのない宇宙人~閉鎖危機に揺れる野辺山観測所~」が
ギャラクシー賞テレビ部門の最高賞にあたる大賞をいただきました。
番組は去年11月30日に放送され、その後「NNNドキュメント」として全国向けにもリメイクされました。
この賞はNPO法人・放送批評懇談会が1963年から続けている表彰制度で、
受賞は放送人にとっては大変名誉なこと。大きな自信にもつながります。

舞台は南佐久郡南牧村にある国立野辺山電波観測所。国の方針で予算を削減される現場の一つなのです。
食堂を閉め、電気代節約に心を砕き、やがては若い研究者たちに天文台を離れるという決断を迫ります。
閉鎖の危機を知って1年間。足繁く取材に通い続けたのは、テレビ信州の高柳峻ディレクター。
普段は午後の情報番組「ゆうがたGet!」の演出を担当しています。
彼のつぶさな取材は、大晦日までも。


                    
国が削減しようとする予算は、かつてノーベル賞のニュースで日本人受賞者が発言した
「基礎研究をもっと大事にしてほしい」、その基礎研究の土台に関わるお金でもあるのです。
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番組ではもうひとつ、国の防衛・安全保障にかかわる助成金と、科学の関係をも描きます。
科学は平和目的に利用されるべきもの。軍事利用をしてはならない。でも先立つものがない。
もし助成金に応募すれば・・・・・・。
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 ギャラクシー大賞受賞を機に、テレビ信州では番組の再放送を予定しています。
放送日時は決まり次第お知らせします。
番組に登場する「1人の宇宙人」の言い分に耳を傾けてみて下さい。
                          (※写真は番組内より抜粋したものです)   
                

06/16 星野さん流〈行程表〉

「なぜ18か月(1年半)なんですか?」
という私の問いに、
「コロナのワクチンが出来るまでの期間が1年半と言われてます。
 ですから、その時期を見据えてやるべきことを考えるんです」
と、その答えは実に明確だった。
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答えの主は、星野佳路(よしはる)さん。
信州・軽井沢を拠点に国内外に観光拠点を展開する
星野リゾートの代表である。
先日、情報番組「ゆうがたGet!」のインタビューに
東京のオフィスからリモートで出演して下さった。
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新型コロナに対する星野さんの考えは「なるほど」の連続。
まとめてお伝えするにはもったいないのだが、
かいつまめば以下のようになるだろうか。

●コロナの拡がりは第2波以降もあるが、その波を繰り返す中で
 私たちも対応を学びながら、人の動きも観光も徐々に回復する。
●海外からの観光客激減を嘆く声が多いが、来日する外国人観光客
 =インバウンドは全体の17%であること。
●その分を日本人の国内観光に振り向けることで補うことは可能。
●宿の中で「3密」を避ける仕掛けや動線が確立されていれば、
 観光施設への不安は取り除ける。
●これからは「自宅から30分~1時間程度で行ける」近場の旅が
 観光回復へのカギになるはず。

星野さんは、この近場の旅を「マイクロ・ツーリズム」と呼ぶ。
遠出ではない日常生活圏内で、ある種「コロナ疲れを癒す」旅が
主流になってくると予測されている。
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世界の動きを見つつ、地域の価値も見落としてはならない。
観光界注目のトップが語った「行程表」には、
政治家の多くがやたらと口にするロードマップ(行程表)より
はるかに明解かつ微に入り細に入った視点を感じたのだが。

06/01 日常・習慣・普通

夕刻、TSBの局舎に隣接する公園では
自転車に跨った小学生とおぼしき集団が
歓声をあげながら走り回り、
芝生の上では母親の傍らを駆ける幼児の姿が。
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学校の授業が始まり、公共施設が再開された
きょう6月1日。
「日常」が少しずつ動き出した感があります。

私はといえば、仕事の合間の休憩時間に
職場から徒歩数分の距離にある喫茶店へ。
顔を出すのは実に2か月ぶり以上のこと。
カウンターの奥で黙って手を挙げるご主人の顔に、
無意識のうちにホーッと溜息が漏れます。
たとえ僅かでもこんな時間を持てることが、
ささやかな「日常」の片鱗かもしれません。
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「日常を取り戻す」とあちこちで言われます。
本当に取り戻せるのかな、と考えます。
日常ってどんなだったっけ?と思い返してみます。
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少なくとも今までと同じカタチには戻せないでしょう。
でも、それに近づける努力と工夫と習慣は不可欠です。
そうして身に着いた「習慣」が、新しい「普通」に
なっていくような気がしています。
         ✤
お前の文章、長いよ!とまた誰かに言われそうなので、
この続きはまた後日に。

 

05/27 マスクで熱中症

えっ?といぶかる方もおられると思いますが、
あるんだそうです。「マスク熱中症」なるものが。

国が配布した布製マスク、通称アベノマスク=写真が
ようやく(!)手元に届いた私も、
この機会にあらためて知っておこうと思います。
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要は、マスクで口を覆っていることで
吐いた息(=体温とほぼ同じ35~36℃の空気)を
再び吸い込むことで体内に熱がこもって起きる。
これが「マスク熱中症」なのだそうです。
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脱水症状になれば喉が渇くのが自然な身体反応なのですが、
マスクは温度だけでなく呼気の湿気も口内に閉じ込めます。
つまり喉は常に潤っているため、喉が渇かないのだそうです。
でも脱水症状は起きている。これが怖いですね。
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きょうの「ゆうがたGet!」のゲスト、
長野赤十字病院救命救急センター長の
岩下具美(ともみ)医師に教えていただいた
3つの予防ポイントです。

1:意図的に水分補給
  (=喉が渇かなくても時間を決めて飲む習慣を)
2:徐々に汗をかく練習を
  (=外出自粛で体が外気の暑さに慣れていないため
      軽い運動から段階的に体を動かす習慣を)
3:首元を冷やす
  (=首回りを中心に肌の露出を多くすることで
       体内の熱を放出し体温を下げられる)

※近距離に人がいない広い空間であれば無理にマスクを
 着用しなくてもよいとのこと。暑い時にはマスクを外して
 自然の外気を吸うことも必要です。
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多くの方が初めて経験するであろう「マスク着用の夏」。
ウィルスだけでなく、暑さからも身を守る小まめな工夫を。
  

05/22 緑と風と水鏡



森の取材で飯縄山の北麓に位置する信濃町を訪ねる。
長野市内と比べると、新緑の淡さが目をひく。
          
「1週間半から2週間近くは遅いと思いますよ」
森を管理する男性が空を見上げつつ教えてくれた。
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この辺りは森の緑に加え、緩やかな斜面に広がる
水田風景が私個人的には大好きである。
ニュースクルーと一緒に天気予報用の映像を撮影中、
ふと見つけた「水鏡」に思わずカメラを向けた。
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風がひんやりと感じたこの日も、田園風景を前に
ああ、もう初夏だなあ、と思う。
やっぱり森と田園は財産なのだと実感。
【写真はいずれも信濃町大井で/21日撮影】