2024/07/16 テッペン2連チャン!

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本日は朝からナレーションの収録です。

「ゆうがたGet!every.」お馴染みのコーナー

『金子貴俊のテッペン頂きます』は

この春から2ndシーズンに突入し、

前回+今回は中央アルプスに挑んでいます。

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いつもは月に一度の収録なのですが、

今回は前編・後編の‶2連チャン〟収録。

放送と配信をどうぞお楽しみに!

2024/07/01 歳月を超えて

私自身、この現場からの中継は6年振り。

実行犯らの死刑が執行された2018年の夏以来だった。

30年の節目を機に地元町会が初めて設けた献花台が

児童公園の藤棚の下にあった。

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8人が亡くなり、600人以上の重軽症者を出した松本サリン事件。

うち1人が犠牲になった生命保険会社の寮跡地に、公園はある。

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「語り継がねば」という人もいれば、

「忘れたい。そっとしておいて欲しい」という人もいる。

取材に応えた町会関係者が地元の声を代弁して下さった。

ひと言では括れない30年の重さと長さが、

その言葉に籠められていたように思う。

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節目の日から2日後の29日(土)、私たちは55分間の生番組で

事件の30年を振り返り、これからの課題を探った。

当時、第一発見者に疑いの目を向けたメディアの体質は

根っこの部分では変わっていないのでは、という問い。

オウムは名前を変えて今なお存続しているという事実。

微力ながら大学の教壇にも立つわが役目を俯瞰し、

現代の若者たちが30年前と同じ轍を踏まないよう、

カルトに近づかぬために何をどう伝えたらよいか。

歳月を超えて今なお続く「現在進行形」の問いである、

と私は思っている。

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2024/05/21 ブルータスよ......

自転車で信号待ちをしていた夕刻のこと。

中年男性氏が跨る自転車が1台、隣りに並んだ。

信号が青に変わりほぼ同時に発車したのだが、

隣りの自転車はあれよあれよという間に加速し、

どんどん距離が開いていく。

「???」と思いつつ、よく見ると

サドルの下に小さなボックス状の装置が見える。

おお、これが世にいう電動アシスト自転車か!

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懸命に追跡すること1分足らず。電動自転車氏は

遥か先の信号を颯爽と曲がり夕暮れの街へ消えていった。

いやー、こんなにもスムーズに走るものなのか?

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従来型100%人力式(まあ要は普通の自転車です)を

すっと乗り継いできた身にとっては結構な衝撃だった。

夕餉の時間にその話をしたら、社会人1年生の息子が

「あ、俺も通勤用に1台欲しいんだよね」

ブルータスよ、お前もか!やれやれ......。

2024/05/20 辻井さんの機転

影アナ席の私からは、何が起きたのか分からなかった。

「切れたって!」「何本?」「続き、どこから?」

スタッフやマネージャー氏が舞台袖を慌ただしく動き回る。

舞台上の演奏は、第二楽章を終えたところで止まっている。

ほどなくしてピアニストと指揮者が腕を組むようにして

バックヤードに戻ってきた。

「ブラボー、ブラボー!」

マエストロはピアニストを笑顔で称えている。

その会話から初めて、演奏中にピアノの弦が切れたことを知った。

ピアニストは辻井伸行さん。何度もご一緒している世界的奏者だ。

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ハプニングが起きたのは、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。

第2楽章を演奏し終えたところで辻井さんが立ち上がり、

客席に向かって肉声で、弦が切れたので待ってほしいと説明、

いったん舞台を退いたのだ。見事な機転だった。

客席もオーケストラも、ざわつくことなく穏やかな雰囲気で

調律師さんの張り替え作業を見守った。

15分にも満たなかっただろうか、張り替えが終わると同時に

客席からもオーケストラからも自然な拍手が沸き起こった。

再び登場した辻井さんは、残る第3楽章とアンコール曲を

圧倒的な熱量で弾ききった。

          ✤

写真は、私の影アナ席モニターから見えるホール内映像。

20分遅れでの後半再開を待つお客さんたちも、

何事もなかったように穏やかだった。

ともすれば張り詰めがちな突発事態の空気を、

さりげないひと言で和ませる辻井さん。

そのプロ意識の凄さを垣間見た思いがした。

 

          ✤

 

 

2024/05/10 綺麗な花には......

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きれいな花には棘(とげ)だけでなく「毒」もあるんです。

TSB近くで道路わきで見つけた鮮やかなオレンジ色。

ナガミヒナゲシというケシ科の外来植物で、

樹液(汁)に直接触れると皮膚がかぶれる恐れが。

          ✤

症状には個人差があるものの、うっかり触れたり

摘んだりしない方がいいとのこと。

繁殖力の強さも今後の課題。綺麗な花にはご用心を。

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