伊東 秀一

02/21 すべらない話

某民放局のバラエティのタイトルではありません。
語意のまんま、滑って転ばないためのお話です。


【けさの積雪と私の足元/午前8時前】

先日の「秀一のシューイチ」で、転倒して頭を打った場合の
衝撃の大きさを、実験とスタジオ実演でお伝えしたばかり。
あの「怖い」印象が強く残っていて、雪道では無意識に
転んだ瞬間に備える体勢を取っている自分がいます。
              ✤
雪道で滑らない歩き方は様々な番組でも紹介されていますが、
転ばないための心構えは、私も「へえ~」と思うものが
幾つもありました。
              ✤
@外出時は時間に余裕を持つ=慌てて小走りにならないため。
@カバンよりリュック=片手にモノを持つとバランスが悪くなる。
           もし転んだ時には両手で体を支えられる。
@手袋・防寒を=手袋をすればポケットに手を入れて歩かずに済む。
        これも転倒時に両手がすぐに使えるための注意。
            (日本転倒予防学会HPより抜粋要約)

溶けたと思ったらすぐまた積もる2月の雪。
転ばぬ先のナントカを常に心掛けないとイケナイですな。  

02/20 しつこいのは嫌だ

音信不通だった友人から久々に電話が入った。
「いや、申し訳ない。ひどい風邪でしかも長引いちまって」
メールへの返信がなく、声を聞いたのもほぼ3か月ぶり。
友人とはいえ、実は私よりひと回り以上も年長者ゆえ
「死んじゃったかと思いましたよ。心配してたんですから」
と、こっちの気持を笑い半分、真顔半分で伝える。
             ✤
この冬の風邪はどうも例年になく「しつこい」らしい。
かくいう私も1月半ばに発熱と鼻水と咽喉をやられて
つい先週までグズグズしていたばかり。
社内で擦れ違うマスク姿の面々に「風邪?花粉?」と問うと、
「予防」とのすこぶる優秀な答えが返ってきて、
仕事がら反省しきりのこの頃なのである。
             ✤
立春もとうの昔に過ぎ、寒中と呼ぶ時季も終わったのだが、
どうも順調に暖かくはならないようだ。
今も窓の外は冷たそうな雨。今夜あたり雪に変わるのかな。
やだな、寒さも暑さもしつこいのは。


【「水ぬるむ」はまだ先のこと/長野市赤沼】

02/09 “声に徹する”土曜日

先週以来、ひたすら録音ブースでマイクと向き合っています。

明後日に迫った5時間の公開生放送「2017冬の祭典」。
今回の私はVTRナレーションやクイズ出題役など、
ひたすら「声に徹して」おります。

いつものドキュメンタリーの語りなどとは違った乗りで
チャレンジしているのですが、さて仕上がりは?

写真はきょうの録音風景。普段画面には絶対出ないのですが
実は老眼鏡(最近はリーディンググラスとかシニアグラスと
呼ぶんですね)が手放せない日々。
ではまた土曜日に「お耳にかかりましょう」!

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01/16 雪に想う

先週は雪の多い地域での取材が続いた。
週半ばに足を運んだ飯山市は、積雪わずか10センチ。
2月の雪まつり恒例の雪像製作に、この雪で大丈夫か。
そんな心配もつかの間、その2日後に大雪は降り始めた。

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【飯山市愛宕町の雁木通り/11日】

そして大雪が降り始めた週末金曜の夕刻。
中継スタッフとともに北アルプスの麓、白馬村へ向かう。
途中の小川村を超えた辺りから路面は真っ白になり、
路肩の雪の壁が厚みを増す。
            ✤
白馬の街中に入る頃には、道路は地吹雪で見えないほどに。
夕闇が覆いはじめた車窓の左手に、仮設住宅らしきシルエットが
ぼんやりと見えた。2年2か月前の神城断層地震の被災者が
昨年末まで生活していた仮りの住まい。窓明かりは見えない。
入居期限が切れたため、住民は新たな終の棲家となる復興住宅や
それぞれの新居、身内の家へと移ったという。
去年一昨年と足を運んだ仮設の軒先に、いい感じに粉を吹いた
干し柿がぶら下がっていた。
限られた時間ではあるが、あの窓辺にも確かに生活があったのだと
今あらためて思う。
とっぷりと暮れた白馬村役場に着いた時、役場前の積雪は
66センチに達していた。

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【仮設の軒先にて/2015年11月・白馬村飯森】

01/06 林檎が走る鉄路

「長野県、特に北の方は林檎の文化圏だと思うんです」
カメラを前にしたインタビューで、芸術家はそう話した。
ああ、うまい表現だなあと感じ入った。
             ✤
きのうから、しなの鉄道(軽井沢~妙高高原間)を走り始めた
3両編成の電車。その車体に描かれたのは「りんごの壁画」だ。
その作者である田窪恭治さんにお話を伺う機会を得た。

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【電車の側面に描かれた“りんごの壁画”。田窪恭治さん作】

千葉県在住の田窪さんは、かつてフランス・ノルマンディーで
古い礼拝堂の内壁に“りんごの壁画”を描きあげた経験を持つ。
これが、“りんごの礼拝堂”として一躍話題となり、
建物の復活につながったという。
「フランスと日本の“林檎つながり”でこの仕事を得たのも
 何か運命のように思います」
              ✤
地元の林檎をアピールする飯綱町と、しなの鉄道の共同企画。
町内の鉄道駅には、既に田窪さんの描いた林檎の壁画がある。
沿線を歩くとき、あるいは電車に乗る機会がああったなら、
その車体に注目して頂きたい。鮮やかな林檎の樹に出会えるかも。