2024/05/21 ブルータスよ......

自転車で信号待ちをしていた夕刻のこと。

中年男性氏が跨る自転車が1台、隣りに並んだ。

信号が青に変わりほぼ同時に発車したのだが、

隣りの自転車はあれよあれよという間に加速し、

どんどん距離が開いていく。

「???」と思いつつ、よく見ると

サドルの下に小さなボックス状の装置が見える。

おお、これが世にいう電動アシスト自転車か!

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懸命に追跡すること1分足らず。電動自転車氏は

遥か先の信号を颯爽と曲がり夕暮れの街へ消えていった。

いやー、こんなにもスムーズに走るものなのか?

          ✤

従来型100%人力式(まあ要は普通の自転車です)を

すっと乗り継いできた身にとっては結構な衝撃だった。

夕餉の時間にその話をしたら、社会人1年生の息子が

「あ、俺も通勤用に1台欲しいんだよね」

ブルータスよ、お前もか!やれやれ......。

2024/05/20 辻井さんの機転

影アナ席の私からは、何が起きたのか分からなかった。

「切れたって!」「何本?」「続き、どこから?」

スタッフやマネージャー氏が舞台袖を慌ただしく動き回る。

舞台上の演奏は、第二楽章を終えたところで止まっている。

ほどなくしてピアニストと指揮者が腕を組むようにして

バックヤードに戻ってきた。

「ブラボー、ブラボー!」

マエストロはピアニストを笑顔で称えている。

その会話から初めて、演奏中にピアノの弦が切れたことを知った。

ピアニストは辻井伸行さん。何度もご一緒している世界的奏者だ。

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ハプニングが起きたのは、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。

第2楽章を演奏し終えたところで辻井さんが立ち上がり、

客席に向かって肉声で、弦が切れたので待ってほしいと説明、

いったん舞台を退いたのだ。見事な機転だった。

客席もオーケストラも、ざわつくことなく穏やかな雰囲気で

調律師さんの張り替え作業を見守った。

15分にも満たなかっただろうか、張り替えが終わると同時に

客席からもオーケストラからも自然な拍手が沸き起こった。

再び登場した辻井さんは、残る第3楽章とアンコール曲を

圧倒的な熱量で弾ききった。

          ✤

写真は、私の影アナ席モニターから見えるホール内映像。

20分遅れでの後半再開を待つお客さんたちも、

何事もなかったように穏やかだった。

ともすれば張り詰めがちな突発事態の空気を、

さりげないひと言で和ませる辻井さん。

そのプロ意識の凄さを垣間見た思いがした。

 

          ✤

 

 

2024/05/10 綺麗な花には......

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きれいな花には棘(とげ)だけでなく「毒」もあるんです。

TSB近くで道路わきで見つけた鮮やかなオレンジ色。

ナガミヒナゲシというケシ科の外来植物で、

樹液(汁)に直接触れると皮膚がかぶれる恐れが。

          ✤

症状には個人差があるものの、うっかり触れたり

摘んだりしない方がいいとのこと。

繁殖力の強さも今後の課題。綺麗な花にはご用心を。

2024/05/03 「火が飛ぶ」現場へ

鎮火した山火事の跡に初めて入って、驚いた。

斜面一帯が一面焼けているのではなく、

焦げた跡が点々とまだら模様に散っている。

ああ「火が飛ぶ」とはこういうことか、と。

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現場は松本駅から南東へ4㎞の、松本市中山の山林。

山並を超える空気が乾燥しやすいこの時季、

松本の地形は、いわゆるフェーン現象が起きやすいという。

様々な要因が、山を2日間も燃え続けさせたらしい。

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鎮火後の周辺では、何事もなかったように

田起こしの作業が続けられていた。

(写真=棚田の後方奥が火事のあった山林)

 

 

 

 

2024/04/28 おかえりなさい!

大型連休1週間前の日曜、松本市内の高校に

フリーのアナウンサーや局アナなど5人が集まった。

(写真:松本蟻ケ崎高校で。うち1人は私です)

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毎年恒例となった高校生向けの放送技術講習会。

今年の各種放送コンクールに挑む生徒を対象に

アナウンス、朗読、撮影、番組制作などの技術を

現場の専門職である我々が教える場なのです。

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嬉しかったのは、8年前の放送コンテスト「TSB杯」に

出場した当時の生徒さんが、地元の局アナとして里帰り、

今回の指導陣に加わって下さったこと。

(写真中央:テレビ松本アナウンサー・根津 葵さん)

伝わり、繋がり、拡がっていく嬉しさ。

言葉と放送の世界に若い仲間が増えていく嬉しさでもあります。

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