2021/07/09 夏の記憶、本の記憶

仕事帰りに閉店間際の書店に立ち寄ったら、

「ああ、夏だ」と実感する風景に出会った。

文庫売り場の棚に『〇〇文庫の100冊』という

恒例のキャンペーン広告を見つけたからだ。

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中学生の時分だったか、生家の町にあった小さな書店で

このコピーを見て「夏休みに100冊も読める奴がおるんか?」

と真剣にのけぞった記憶がある。当時は純朴だったのだろう。

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本は好きだが、かつて週1~2冊のペースで読んでいたものが、

今ではせいぜい2週に1冊といったところ。

"量より質"と言っておけばカッコイイのだろうが、

ゆっくり読んだところで本の中身が身についたという実感はない。

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ここ何ヶ月かで読了した文庫本を並べてみた(写真)。

杉浦日向子さんの江戸漫画と藤原新也さんの旅行記以外、

何が書いてあったかほぼ記憶にない。やれやれ......。

2021/07/06 龍の巣、見っけ!

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関東甲信が梅雨入りする少し前、とある日の午後。

善光寺北参道の近くで西の方角を捉えた1枚です。

山並みの間から頭をもたげるように現れた積乱雲。

暫し見上げていても、先端部分が上に向かって

ムクムクと膨らんでいくのが分かります。

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雲というのは気流とともに「流れる」ものだと思っていました。

でも、気象予報士の鈴木智恵さんいわく、

「雲って、湧いてくるものなんです」との答えが。

この日の天気図を見せてもらったら、

日本の南に梅雨前線、西日本上空に高気圧、

そして長野県上空には寒気の流れ込みがあったとのこと。

「山間部などで上昇気流が起きれば雲を生むことがあるんです」

と、智恵さんの解説。そうか、あれは生まれたての雲だったのか。

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宮崎駿監督のアニメ映画で、空に浮かぶ伝説の城が姿を隠す

巨大な積乱雲のことを「龍の巣」と呼んでいました。

よくよく写真を見つめていたら、中になんか隠れてそうだな。

2021/07/01 ・・・してみた

検査キットを開封したら30分程度そのまま放置する。

試薬は10滴、唾液は4滴。

混ぜたら十分に撹拌(混ぜ合わせ)をする。

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初めての「新型コロナ簡易抗原検査」を自分でやってみた。

隣に置いた検査マニュアルを読みつつ、おっかなびっくりである。

この日は遠来のタレントさんと間近で接する仕事のため、

先方もこちらも、それぞれ検査を済ませてから合流するのだ。 

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試薬と撹拌した自分の唾液を、検査キットに3滴垂らし

待つこと数分・・・・・・。

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「C」の欄に赤いラインが出れば、キットが正常作動している証拠。

そして「T」の位置にもう一本ラインが現れた場合は陽性、

つまり感染を示す。

ワクチン接種が済むまでは、必要に応じてあと何度かこれを

やらねばならないのだろう。

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80代半ばになる母から先日「接種の予約が取れた」と連絡があった。

こうした検査をすることなく、日常が送れる日が待ち遠しい。

2021/06/25 この木、何の木?

番組の打合せと下見を兼ねて訪れた上田市塩田平。

その片隅で見つけた巨きな木が下の写真です。

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根元のベンチや背後の家並みと比べても高さ・幅ともに圧巻。

かなりの古木であることが伺えます。

あの大手電機メーカーグループのCMソングが

自然と耳の奥に聞こえてくるようです。

さて、この巨木。何の木でしょう?

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実は!樹下一面に散らばっていたのは、桑の実(写真)。

そう、これほど巨大な桑の木なんて見たことがありません。

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小学生の頃、学校帰りに道端の桑の実を摘んでは口に入れ、

帰宅後、祖父母に「またどっかで桑グミ食べてきたろ!」と叱られる。

口の周りがみごとに赤紫色に染まり、誰が見てもバレるはずです。 

ちょっとばかり懐かしさがこみ上げる風景でした。

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(この数日後、「この木なんの木」を作曲された小林亜星さんの

 訃報を知りました。なにか不思議なめぐり合わせです。)

2021/06/15 赤ペン先生の憂鬱

日々のニュース原稿に筆を入れるのと、実は勝手が違います。

今回は「新聞」原稿の話です。

            ✤

毎月第1木曜と第3木曜、読売新聞長野版に連載中の

アナウンサーコラム『マイチャン。な日々』。

齋藤沙弥香&鈴木恵理香の「news every.」キャスター2人が

交代で執筆を担当しています。

でもって、その原稿直し=赤ペン先生をしてるのが私なのです。

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写真は6月3日に既に掲載された鈴木アナの初稿に

直しを入れている時のもの。

放送はできるだけ「話し言葉に近く」を原則に

言葉を選び、表現を模索するわけですが、

新聞となると勝手が違います。

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話し言葉をそのまま活字にすると冗漫なニュアンスになったり、

放送ではあまり口にしない個人の意見を書く場合、

やわらかく表現したつもりが、逆に"当たり障りのない"

感想になってしまったりと、難しさを感じます。

            ✤

そんなわけで今週は、17日掲載予定の齋藤沙弥香アナの原稿を

鋭意手直し中なのですが。ん~、この1文が決まらない。

ねぇ齋藤、どうしよう?

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