音楽家と作家。2人の表現者による対談は
ことし25歳を迎えた美術館の前で行われました。

全国の戦没画学生の遺族を訪ね歩いた、館主の窪島誠一郎さん(80)。
当時の美術学校=今の美大や芸大で表現の道を志しながら、
戦場から戻ることのなかった画学生たちの遺作をひとつひとつ預かり、
自身がつくった美術館「無言館」に収蔵、展示してきました。
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「こういう美術館、世界中でここだけなんだそうです」(窪島氏談)
その展示室で奏でられたナターシャ・グジーさんの歌と演奏。
祖国ウクライナへの彼女の思いと、画学生の絵にこめられた
故郷や家族への思いには、共通するものがあるのかもしれません。

2人の表現者が紡ぐ言葉と音楽、いよいよ来週放送です。
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●『今年もやります!24時間テレビ45』
●8月27日(土) 午後3時30分~4時55分(テレビ信州 制作)
(※撮影協力:一般財団法人 戦没画学生慰霊美術館 無言館)
陽が西に傾いた夕刻になってもなお、
気温は28℃を超えたままの上田市郊外。
降るような緑と蝉しぐれの中、対談は始まりました。

ウクライナ出身の歌手、ナターシャ・グジーさんと、
戦没画学生慰霊美術館「無言館」の館主、窪島誠一郎さん。
歌手であり楽器奏者でもあるナターシャさん、
一方の窪島さんは美術館主であると同時に作家でもあります。

絵と音楽。絵筆と楽器。表現の仕方や手段は違っても、
そこには何かの「力」がある、と2人は言います。
対話は「伝える力」、さらには画学生が絵に込めた思いへと
膨らみ、拡がっていきます。続きはまた次回......。
(※撮影協力:一般財団法人 戦没画学生慰霊美術館 無言館)
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●『今年もやります!24時間テレビ45』で放送します。
●8月27日(土) 午後3時30分~4時55分
7月の終わり、丘の頂へ続く坂道をひとりの女性が登っていました。
ナターシャ・グジーさん。ウクライナ出身の歌手で、
民族楽器バンドゥーラの演奏者でもあります。

(※撮影協力:一般財団法人 戦没画学生慰霊美術館 無言館)
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今回の信州来訪は、上田市塩田平の丘にたつ「無言館」を訪ねること、
その館主で作家でもある窪島誠一郎さんに会うことでした。
戦禍の只中にある故郷ウクライナ支援のため、
全国各地で演奏活動を続けるナターシャさん。
第二次大戦で亡くなった戦没画学生の絵と向き合い、
窪島館主と対話する中で何を感じ、考えたのでしょう。
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テレビ信州制作『今年もやります!24時間テレビ45』で、
ナターシャさんと無言館のコラボレーションが実現。
戦争というキーワードでつながった人と人、人と場所が
どんなメッセージを伝えてくるのか?ご注目下さい。
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■『今年もやります!24時間テレビ45』
■ 8月27日(土) 午後3時30分~4時55分
5月に父が他界して、初めての盂蘭盆会が近い。
私の実家界隈では「新盆=あらぼん」と呼び、
地域によっては「にいぼん」「初盆=はつぼん」とも言う。

(※写真はTSB庭園と周辺の夏の花々/きょう午前)
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盆花を買い求めようと近所の生花店に顔を出したら、
一部の花が入荷してこない、とご主人がこぼしていた。
このところの大雨や水害で、被災地の花が出荷できないのだという。

こんなところにも気象災害の影響は及んでいるのかと、
あらためて思い知った。

あすの迎え盆を狙ったかのように、台風8号が近付いている。
これ以上の災害にならなければいいのだが......。
進路図を睨みつつ、あすの墓参は早めに動こうかな。

表彰状なるものを頂きました。(撮影:松井美幸アナ)
信州大学で前期の4か月、全学部の1年生対象に講義してきた
選択科目「テレビのメディアリテラシー」が、
グッド・プラクティス優秀賞を頂きました。
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複数ある共通教育科目(いわゆる教養科目)の中から
分かり易く有意義な内容の「優れた実践」として、
学生たちがアンケートで選出してくれるんだそうです。
コロナ禍で3年ぶりに開講できた教室だったのに加え、
何よりも学生たちが選んでくれたことに嬉しさひとしおです。
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つたない講義が本当に若い世代の役に立ったかどうか、
当の本人は一向に自信が持てないのですが、
これを励みに「学びつつ」「伝える」姿勢を忘れず
メディアとしての仕事を続けていこうと考えています。
学生のみんな、本当に感謝です♪